障害物からの救済方法

ゴルフプレー中に受けられる障害物からの救済方法

●障害物とは

ゴルフコース内にある人工のものすべてを障害物といいます。
障害物は動かせるものと動かせないものに分けられ、それぞれ無罰で救済を受けられます。

動かせない障害物とは
・舗装してある道路の表面、側面
・スプリンクラーヘッド
・コースを仕切る金網や柵
・立ち木の支柱

※OB区域にあるものは障害物ではない。OB区域を示す壁、垣根、杭、柵なども障害物ではない。
また、バンカーが崩れないようにしている枕木や、花壇用の石垣など、コースと不可分の部分と委員会が指定したもの
は障害物ではない。

動かせる障害物とは
・空き缶、ビン類、紙くず
・レーキ(バンカーの砂ならし)
・ピン(旗竿)
・ハザードの限界を示す杭

●動かせない障害物から罰なしで受けられる救済

ウォーターハザードの外にあるボールが、動かせない障害物の上や中にある場合、もしくは動かせない障害物によってスタンスやスイングができない場合、罰なしで救済を受けることができます。

その方法は以下の通りです。

☆スル−ザグリーンにある場合

@ニヤレストポイントを決める

ニヤレストポイントとは
・動かせない障害物を避けて
・ホールに近づかず
・ハザードでなくグリーンでもない場所で
ボールの位置に最も近い地点を決めること。

障害物が邪魔にならないようにアドレスできる、最も近い位置という意味。そのボールの位置がニヤレストポイントになる。
ティーペッグ、コインなどでマークしておくとよい。

Aニヤレストポイントから1クラブレングスを測る

ニヤレストポイントから1クラブレングスを測るクラブは、どのクラブを使ってもよい。

B1クラブレングス内にドロップ
1クラブレングスの範囲とは、ニヤレストポイントを中心として、1クラブの長さを半径とする円の内部。しかし、ニヤレストポイントよりもホールに近いほうの半円は対象外になる。

☆バンカー内にある場合

上記と同様だが、ドロップするのはバンカー内でなければならない。

☆グリーン上にある場合

上記と同様だが、1クラブレングスではなく、その障害を避けられ、ホールに近づかず、ハザード内でなく、ボールの位置から最も近い地点に、ドロップではなくプレースする。

●動かせる障害物からの罰なしの救済方法

ボールが動かせる障害物の中や上にない場合、その障害物を取り除くことができます。ハザードの中でも同様です。
取り除く動作によってボールが動いても、罰なしでリプレース。

障害物の中や上にボールがある場合は、罰なしでボールを拾い上げて、その障害物を取り除くことができます。
拾い上げたボールは、元の位置の真下の地点にできるだけ近いところにドロップします。グリーン上の場合はプレース。

なお、ボールが動いているときは、ボールの動きに影響を及ぼすかも知れない障害物を取り除いてはいけません。

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